2015年12月6日日曜日

地域の協力と若者の農業☆新潟県新発田市米倉☆

昨日は新発田市の米倉までちょいと言ってきました。私個人は米倉は初めてだったのですが、今回は友人の紹介で行かせていただきました。昨日は一年の収穫祭で農家さんだけではなくそこに協力してくれている様々な人が集まる機会となりました。
 

写真は軒先の内水の中に浮かぶ花。天気は曇りでしたが、きれいな写真が撮れたので雨もいいですね。

ここ米倉 有機の里交流センターは若者、それも農業に関係ない分野の人や、一緒に農業を手伝ってくれるプロの農家さんが集まって、一緒に活動していました。生産という面ではド素人の私ですが、一緒にお話させていただくうちに農家さんの抱える問題点や今後したいことなんてもの少しずつ見えてきました。

隣に座るおじいちゃん農家さんは自分が作る野菜はあんまり市場では人気がない。というのも消費者が調理法がわからなかったり、そもそもなじみがないと買ってもらえないといっています。まあ確かにその通りだし、今回私も海老芋という芋を口にしてこんなにクリーミーでおいしい芋がったのか!!と驚きました。でも実際、これがスーパーとかで売ってても買わないでしょう。

―――なぜ買わないのか?―――
この頃ではクックパッドなどで農家さんが自分の野菜の調理法を紹介していたりなど、農家と消費者をつなぐ取り組みは増えてきていると思いますが、果たしてそれだけで十分なのか?たぶんだけど、これは必要条件であって、十分条件ではない。(数学苦手な人もわかるかな?)


学生の視点で考えると、野菜コーナーに行ったときに買うのはキャベツ、レタス、もやし、ニンジン、玉ねぎ・・・などなど。要するに毎日使うものなんです。自炊するうえでほかに比べて高価で勝つ商用用途の少ないロマネスコ、海老芋、などなどはあったとしてもなかなか買えない。でもこうして提供されればやっぱりおいしいし、食べたくなってしまう。そこには調理法が云々というより、そもそもそういう野菜を食べた経験がないということのほうが多いのではないでしょうか?たぶん私は今回食べてみて、実際においしかったから今度は見つけたらかうと思いますので。

―――まずは、一緒に食べてみる。―――
一つ提案なんだけど、今回みたいにプロの料理人さんを招いたりして、まずは試食会みたいな形で消費者とかかわることって大切じゃないかな?大切って気持ちの問題ではなくて、マーケティング的に。ここ米倉の活動ではイベントを通して地域の人をつながりを作ることまではしているけど、あくまでも地域の人単位でそのほかのところまで知ってもらえていないように感じます。(もちろん、地域内で回していくので十分ならOKなんだけど、こんなにおいしい野菜なら自分なら買いたいと思うから。)


一緒に食べてみて本当においしかったと思うものには大量に食べるわけでないとしても、CSAやオーナーズみたいな制度を通して、欲しい人に届ける方式にしたらもっといいのではないかな?生協がやってた宅配サービスもそうなんだけど、スーパーでなんでも揃う野菜と、そうではない野菜を流通から二分する必要があるのではなかろか。

―――家庭で食べるには?―――
たぶんだけど、家庭での消費のほうが難しい?というのも我々学生よりは金銭的余裕があるからスーパーとかにあれば買うかもしれないけど、こういう本当においしい乗って口コミで広がるほうが早くて、築いた時には何か月待ち・・・ってなることあるのです。

要するに今回みたいなイベントに参加するのは地域のママとかよりかは学生のほうが時間的な余裕があって、帰ってから今度一緒に行こうよ!!ってなりやすいと思います。事実、農家さんのイベントとか、農家×学生って多くないですか?学生の中でも興味があってしっている人は知っているんだけど、仲間でもっとシェアする機会が作れればいいですよね。

―――ということで、大学付近で試食会してみたい。―――

農家から直送野菜×地域のプロ料理人×学生街の居酒屋さん
新潟の野菜で飲み会してみませんか?
いつもの定番のおつまみじゃなくてちょっと趣旨の違う、食べて、見て、知ってちょっと楽しい飲み会したいと思います。

やっぱり学生がスーパー以外で「食」にかかわるのって飲み屋さん多いですよね。スーパーがだめなら飲み会からせめていってもよくない?

今回は本当においしくて暖かい地域に出会えました。やっていること、目指すビジョンも地域の世代を超えて統一されているような気がしてすごいチームでした。お手伝いというより、世代性別、バックグラウンド、全無視して各々阿吽の呼吸で支え合う一体感がありました。寒い冬が来ますがみなさんお体には気を付けて、また来年よろしくお願いします。