2015年7月5日日曜日

食欲との仁義なき☆ラマダン月☆

マレーシアにきて初めての一年ですが、ついにラマダンの月でございます。 毎日毎日夕方のお祈りのおとがこんなにも待ち遠しく感じるのはなぜでしょうか?? 私の友人は部屋の前に、本日の日の入り時刻を書いたボードを用意する猛者まで現れました。

一緒に仕事している人がマレー人なのでその方の前でご飯を食べるのがいささか申し訳なく感じます。時にバスドライバーの機嫌が悪くなったり、ドリンクを口にした瞬間に冷たい視線を受けることもくなくありません・・・そんなわけで、イスラムのラマダンについてまとめてみました。日本人には断食という風にしか伝わらないラマダンでも本当は??


☆あと3分・・・☆
よく日本人はラマダンというとまったく食べないようなイメージを持ちますが、実際は日の入り後のお祈りが始まったらご飯の時間です。ヒンドゥー教や、仏教の完全な断食を数日間するのではなくて、毎日太陽が昇っている時間は口にしないというものです。。(水、タバコ、などもダメ。)
基本的にはパサラマダン(ラマダン市)がいたるところで4時くらいから始まります。みんなお仕事終わりに市場でご飯を購入し、お祈りの時間を待ちます。そしてお祈りが始まったらみんなで一斉にいただきます。という感じ。場所によってはモスクでご飯がふるまわれるところもあり、夜に余ったご飯が大量に送られてくることもあります。寮でみんなでいただきます。夜中の脂っこいごはんほどおいしいものはない。

☆便乗値上げ☆
このラマダン月の間はマレー系のレストランはすべて閉まります。開いているのは中華系、インド系のみ。しかも若干便乗値上げという感じがしますので高くなります。

☆イスラムみんながするわけじゃない!!☆
イスラム教と聞くと日本人からは教義が厳しいというイメージですが、まあ世の中いろいろあります。一般的にラマダンの断食を始めるのは各家庭ごとに違いがあり、友人は14歳まではしていなかったとのこと。そういう人は、あまり厳しくなく、ちょいちょいつまみ食い・・・なんて人もいます。ちなみに一緒の研究室にいた方も普通にご飯に行こうって誘ってくる方もいました。

☆旅行に行く際は御注意☆
この時期は観光地などが閉鎖するところもあります。私が先日泊まったところは閉鎖期間中で、何も開いていないという事態になりました。結構な出費でした。ホテルとるときは気をつけましょう。


☆ブカプアサを楽しむ☆
伝統的にはブカプアサ(BUKAは開けるという意味、プアサは断食、 断食明けごはんという意味です)を家族といただくことになっていますので、もしマレーに知り合いがいましたらブカプアサを一緒に楽しんでみるのもいいかもしれません。ブカプアサはいつものマレー系料理とは異なり、結構あっさり目のごはんです。でも、この頃は普通に市場でご飯を買ってくることのほうが多いのででんとうが廃れ行くのもこの頃のトレンドなんだとか。

☆ラマダンオリジナル マクドナルド?☆
これはいろんなところであるのですが、ラマダンオリジナルの商品を売り出すお店があります。この時期に一番耳にするのはラマダンオリジナルマクドナルドでしょう。
KLIA空港のMCでも食べれますので試してみてください。結構おいしいです。

☆となるとやってみる☆
まあ、この流れですとやってみることになりますわな。
やりましたよ。仕方なく。まあ普通に行けますね最初の3日間くらいは・・・
その後だんだん夕方のお祈りが待ち遠しくなるというイスラム強化現象に襲われ、現在ではおなか減りすぎたときは食べに出ることにしています。断食ダイエットなんてのもあるようで、しっかり医学的に正しい断食をすると腸内環境を整え健康になるのだそうです。
ちなみに私のインフレ気味の体重は緩やかにデフレに切り替わりました。めでたし。

いろいろありますが結構楽しんで断食している自分がいます。ちなみに今日は日本人とラーメンを食べに行きます。「やっぱ断食明けの豚骨はしみるわー!!」っていう変な日本人になってきます。

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